1/20にブログで書いた、東京ミッドタウンの隅っこにある「ミュージアム21-21」の記事も見つかった。興味深い内容なので、見て下さい。

★2007年3月 朝日新聞より 三宅一生 ミュージアム21-21 デザインでつくる未来
デザインを仕事とする私たちに何ができるだろうか?どうすれば生き生きとした日常生活を取り戻せるだろうか?その答えの一部を、私たちなりに出せることになった。翼を休める鳥のような造形は安藤忠雄さんの設計。私が服作りで考えてきた「一枚の布」に見立てた「一枚の鉄板」で屋根を作ったのだという。デザインミュージアムの必要性については、安藤さんや田中一光さん、倉俣史朗さん、イサム・ノグチさんらと語り継いで30年になる。時代が必要とするもの、生活を楽しくする文化としてのデザインを「探す」「発見する」「創る」視点(SIGT)を持った施設がいいのではないかと思った。英語では完璧な視力のことを「20/20」と表現する。私たちはそれ以上に先見性のある「21/21」の視点で未来を透視し、新しいデザイン・ムーブメントを創ろうという意味でこの名前をつけた。つねに前へ向かう視点を持ち続けていれば、おのずから過去に培われたデザインの力がそこに集まり、新しい輝きを放ちはじめるにちがいない。企画・方針づくりの任には私とグラフィックデザイナーの佐藤卓さん、プロダクトデザイナー深澤直人さんがあたる。所蔵品はない。デザインに関わる展示や催しを通じて若い世代の人たちとの対話の場を開き、共に日本の未来像を考えていきたい。もちろん、広い年齢層の人びとが日々の生活の美しさを見つける場でもある。日本のデザインの伝統や美意識が、新しいテクノロジーの時代にあってなお、誇りを持って受けとめられる世の中になってほしいと願う。現在の先進工業化社会を支えてきたのは、少数派になりつつある匠たちの存在である。日本に、高度な技術と新しいデザイン潮流よ、起これー幸いにも「21/21」の呼びかけに、エールを送って下さる多くの企業と個人の方々に出会うことができた。感謝の心とともに開催の日を迎えることになる。

2年程前にクレヨンで描いた花の絵と、雑誌をちぎって貼ってからクレヨンで描いた花をアップします。