絵本 「はしれ、トト」 チョ・ウンヨン作
馬がビューんと走った絵や、その辺にいるおじさんやおばさんの表情がとっても良くて、この絵本を買いました。韓国の女性作家「チョ・ウンヨン」さんを初めて知り、彼女の筆の筆致や、描きたい気持ちに私は惹かれてしまった。競馬場では人はドラマを繰り広げてる。表情がいろいろで、必死である。馬も必死。手法は、アクリルや版画、クレパス、コラージュ、紙質もダンボールありフィルムあり、ありとあらゆる工夫がある。のびのびした、描きたいという声がワンワン響く本だ。
いわさきちひろ美術館にて開催中。昨日私は立ち寄って、そこでケーキとお茶をしました。ケーキはこの作家にちなんで「韓国風のクコや生姜入り」と「ほうじ茶」をいただきました。ちひろ美術館の庭は、やわらかな光でした。ここは、いろんなことがあった時に訪れる、私の大切な場所です。
写真をアップします。
おしゃれな傘のプレゼント
10年あまり勤務した会社を退職し、私は約2ヶ月の有給休暇をゲットした。暇かなと思ったが、全然である。現在は就活中で、慣れないせいもあり結構忙しい。一件決まったが、そこに踏み切るかどうか、迷いの中です。毎日少し池の周りを走り、5キロを走るためのトレーニングに沿って真面目にやっていたが、それも中断。母の体調の変化があり、週に3回くらい通うようになってしまったことや、体重が思いの外2kgも減ってしまったので休止した。こんな毎日です。
そんな中、会社のメンバーからのプレゼントをいただいた。傘をリクエストしていた私だが、こんなに素敵な、幾何学模様のおしゃれな傘だとは予想しておらず、嬉しいサプライズでした。池のほとりで傘を広げて写真を撮りました。くるくる回すと立体が浮き上がってくるような面白い傘です。小銭入れもいただき、和柄のテイストでした。写真をアップします。
二人の建築家展
先日は2人の友達と一緒に、展覧会巡りとおしゃべりの日だった。一つは「フランク・ゲーリー展」もう一つは「アントニン・レーモンド展」。二人ともどんな建築を作ったのかはっきり知らなかったが、見たことのある教会や美術館を設計した人だった。フランク・ゲーリーは建物に曲線を使い、意表をつく建物を考える。彼は「もっと自由に、もっと豊かに。やりたいのは新しいアイディアを生むことだけ。」と語る。建築の習慣を覆し、常識に挑戦する人だ。ぐにゃぐにゃした曲線を思わせる外壁とか、印象に残る。「母親が赤ん坊を抱く腕、それが建築のカーブ、かたちの動きだ」と言う言葉から、土をひねる土器を作る感覚を感じた私です。
一方の「アントニン・レーモンド」は日本建築の父と称され、銀座の教文館を設計した人であり、その中に事務所を構えていた。私は、東京タワーの近くにある「聖オルバイン教会」を見て、以前からいいなあ〜と思っていたけど、それも彼の設計だったと知った。謎が解けて嬉しいな。チェコに生まれ、日本のお百姓さんの家に驚嘆したと言う人。地面に生えた木のように、日本の家屋は構造そのものが外部に表され、構造そのものが立派な飾りになっている、材料も全て素材だけでできあがっていると言われれば、フムフムその通りだと思う。彼の言葉より「最も簡素なもの、最も自然なもの、本当に機能的なもの、最も直裁で、最も経済的なもの・・これだけが神々しい美しさをつくる根源だと思います。」
http://www.nskk.org/tokyo/church/oruban/oruban.htm
パンフレットをアップします。
清澄白河へ うわさのブルーボトルコーヒー
先日はあたたかい1日だった。ちょうどその日に、清澄白河界隈を歩いて、東京駅まで行ってきた。目的は深川界隈の探索と、ブルーボトルコーヒーの店に行くこと。ちょうど新聞記事に「木材の街 コーヒーの街に」という見出しがあり、惹かれて読んでしまった。ここは焙煎機を置ける倉庫があること、古い倉庫を再生して本格焙煎機を設置している。コーヒーを注文前に、本日のコーヒーや味の説明があり、注文して名前を言う。名前が呼ばれて自分のためのコーヒーを受け取る流れとなる。外で飲んだので大きめの紙カップを抱くようにし、一口飲む。苦い。飲めるかなと二口飲むと、なぜか甘い。また一口一口熱いコーヒーが通っていく。すごくスッキリした後味だった。その後味が一番の感動だった。江戸時代から木材の商いが盛んだったこの場所は、大雨で木材が流れることがあり、東京湾を埋め立てた新木場に業者が移転したとのこと。ここは古い木場だった町なのだ。昭和3年に建てられた清澄長屋は今も現役で、かわいいミニチュアのお家みたいだった。それらの写真をアップします。隅田川も冬のやわらかな光に光っていました。楽しい下町散歩でありました。