秋晴れの日に、いわさきちひろ美術館を訪ねた。0歳の女の子とママと、ベビーカーを押して行きました。Eテレのアニメなど手がけておられる佐藤卓さんが、この美術館のロゴマークを作成した縁で、今回はちひろの絵と彼のオブジェみたいなのとのコラボだった。いつもの展覧会とは違い、色が少なかった。彼はちひろの線画を評価し、小さなクロッキーの展示が中心。ちひろのデッサンの確かさがあって、単なる鉛筆の線が、柔らかい感じや鉄の硬い感じを表している。物をその物らしく描けることは、私のおおきなあこがれだから、イイな〜 空気感が伝わるな〜と思いながら見た。
ちひろの庭にはサルビアなどが咲き、そこに座ってホッと一息してきました。いつもここに来ると、身近なものの大切さを思う。何気ない物に、ふっと惹かれるような心持ちになれる。ハレの日ではなく、日常ということ、分相応ということなどを思うのです。