今日は暖かかった。そのせいか、帰り道にタヌキと思われる動物が前を走って行った。あの尻尾からきっとタヌキだ。以前たぬきの親子が道の端から端まで小走りに行くのをこの目で見た。東京のまん中に、ずんぐりしたタヌキがいるなんで!今夜の収穫はタヌキでした。それはさておき、虫のお話でしたよね。あんな小さな体の中に機能を全てそなえて生きている虫達。その記事は下記の通りです。また、「瓜」の絵本の下書きの虫達をアップします。
06年12月 朝日新聞より 商品開発虫が手本
鮮やかなチョウやタマムシの発色原理などを応用し、ナノテクノロジーを駆使して、商品を開発する動きが活発だ。染料を使わなくても輝く繊維、泡節水型の泡風呂など。みの虫を参考にした温かな布団もある。お手本が自然そのものだけに、環境にも優しい。昆虫には人工的に化学合成できない多様なたんぱく質を生産したり、植物の有毒物質を解毒して利用したりする能力がある。国内では90年代から「昆虫産業」という言葉が使われ、昆虫の特性を製品に利用しようという動きが出てきた。
新型バスは、細長い楕円形。外側に取り付けた装置で液体石鹸と50度の湯をかき混ぜ、パイプから空気を送り込んで泡立てる。通常の浴槽は180〜200リットルのお湯が必要だが、これだと6〜8リットルで済む。お手本はアワフキムシの幼虫。天敵から身を守り、体表が乾くのを防ぐために泡で体を覆っている。この泡は、腹部を伸縮させ、自分の排泄物やロウ脂質の分泌物に空気を送り込んで作っていて、つぶれにくい特徴がある。いかにつぶれにくい泡を作るか、のヒントがこの虫だった。
マムシの発色の仕組みを金属製品に生かしたのが、金属表面処理加工の会社。ナノサイズの粒子が並ぶ多層構造のタマムシは、光の反射や屈折が相互に影響し合干渉作用で7色に光る。これを参考にステンレスの表面を覆う酸化皮膜の厚さを0,1〜0.3マイクロメートルの範囲の中で変え、様々に発色させる技術を確立した。塗料や染料を使っていないから、色がはげず、さびにくい。環境にもやさしく、リサイクルもしやすい。昆虫テクノロジーという言葉もあるらしい。