マーサのブログ

絵を描いたり布作品を作っています

展覧会

先日、「いせひでこ」展に行ってきた。そこで「ルシユールおじさん」の本を買って、読んでいると、気持ちが落ち着いて、安らいだ気がした。震災のニュースで、暗くなってしまうけど、この本を読んでいたら、波だった気持ちが凪いでゆく感じがした。私は、以…

先日シュルリアリスム展を見てきた。パリのポンピドウセンター所蔵作品だから、フランス語読み。「シュールリアリズム」は英語読みであるらしい。結構グロいので、私は苦手なのもあるけど、型破りということでは、その通り!!こういう人がいるから、世界は…

先日、「カンディンスキーと青騎士」展に行ってきた。カンディンスキーと聞くと、必ずと言うほど展覧会へ行っているよ。今回は、カンディンスキーの初期の作品が主で、抽象画は少なかった。彼の教え子であり、恋人でもあるミュンターとの逃避行での作品など…

ノアビルの黒い恐怖さえ覚える建物は、白井晟一氏の建築だった。こんな建物を生む人はどんな人だろう、という気持ちから、白井晟一展へ行ってきた。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E4%BA%95%E6%99%9F%E4%B8%80 パンフレットにある本人の顔は、哲学…

清洲橋のスケッチを終えてから、汐留の展覧会へ行ってきた。「バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン展」。ここでは、バウハウスに学んだ生徒達の平面作品、立体作品や洋服、家具、キッチンが展示されている。展示のキッチンでは、撮影も可能で、展示の…

「輝ける闇」の本は、けっこう時間をかけて読んだ。どのページも、どの行も、すごかった。現場をこんなに書ける力がスゴイ。言葉の力を知らされた本だった。私は、スゴイとしか表現できないけど、とっても良い一冊でした。 先日は「シャガール展」へ行ってき…

台風が行ったお陰で、今日はさわやかだ。汗をかかなかった。セミも聞かず、9月らしい。夕方には金星、夜半には木星も見えるだろう。 このナツは、一言「暑すぎ」。でも、私の胃は元気だった。それを支えたのは「茄子とみょうが、しょうが煮物」「マンゴー酢…

毎日暑すぎる。ジョギングも最近全くしていない。走っている人を見ながら、すごいな〜エラいな〜、夜涼しくなったら走ろうかな〜と思いながらも、何もしていない。ただ、「逆立ち」はかなり前から毎晩していて、ちょっとシャキッとするかもと思う。京都に行…

先週末は神戸や京都に行った。思ったより暑くはなく、京都の田舎では昔の夏休みの肌合いを感じた。池に冷やしてあった大きな大きなスイカを、集まった14人の親戚で食べ、亡き人達の話をしたり時を過ごしてきた。その中で、「小豆島にツーリングに行く」とい…

先日は板橋区立美術館の「ボローニャ国際絵本原画展」を見てきた。色んな技法に触れることもできたし、本をゆっくり読めて、良い時間が持てた。絵本といっても、テーマが哲学的な色合いを帯びたものもある。ページを繰る瞬間は、絵本ならではの楽しみ。オバ…

先日は私のブログにコメントを書いてくれた青年がいて、「村山槐太」と「山田かまち」に魅せられたとのこと。それから絵を描き始め、群馬県で個展を数回開いている。何しろ、次々と荒いタッチで作品を作っている人だ。ネットのお陰で、彼を知り、若い彼の力…

昨日はゲリラ豪雨で、家の前の石神井池が氾濫せんばかりだった。大事に至らなかったけど、北区では道が冠水して、被害があったようだ。今年の梅雨は「降る」といいながら降らなかったり、結構雨量が少ないと思う。また色んな影響がでるのではあるまいか?そ…

どうしようか迷ったけど、行きました。「ルーシー・リー展」新国立美術館へ。初めて見た時、その青い色ときれいな形に胸がドキドキしたけど、今回もその青い器を見たら、胸が高鳴った。彼女の制作過程のビデオを見て、窯の中から作品を取り出すときの労力と…

先日は「再発見!クレパス画」展に「うらわ美術館」へ行ってきた。三岸節子や脇田和の作品があることが魅力で訪ねたが、嬉しいのは猪熊弦一郎があったこと。村井正誠のコラージュが面白かったこと。クレパスという素材は、手軽な様で奥が深いと思った。「安…

ミドリの日にロシア構成主義を担った2人の展覧会に行ってきた。2人は夫婦で、絵画、グラフィックデザイン、写真、ファッション、舞台装置と幅広い活躍をしたそうだ。 http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/rodchenko/index.html 今までどこかで見た…

少し春らしくなって、家にいるのがもったいないようなゴールデンウイークになりそう。その間には、ぜひスケッチをしたいなあ。昨日は「絶対行く!」と楽しみにしていた「三岸節子展」に行ってきた。やっぱりすごいなあ〜その言葉を繰り返すだけ。風景も花も…

今日も寒い。冷たい雨の中を帰宅した。「カレー鍋」が食べたいと思って「カレー鍋の素」を求めてスーパーに立ち寄ったけど、4月のスーパーにはそれは無かった。仕方なく「うどんすき」にして、まあこれはこれで満足したけど。早く暖かくなってほしい。 昨日…

新木場駅を降りたら、そこは大阪南港だった。既視感がある。大きなトラックが重そうに鉄の長い棒を運び、スピードを増して走り去る。向こうは岸壁。海がゆらゆら揺れている。物流倉庫が群れて、真保裕一の「連鎖」に出てきた場所でないかと思った。ここが新…

先日、一度は見たかった「アンリ・カルティエ=ブレッソン」を見に行った。「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし」が東京都写真美術館で催されている。私はこの有名な「瞬間の記憶」を最近知ったが、題名通り瞬間そのもの。映…

先日、赤の独特な画家、村山槐多の展覧会へ行った。ほとばしる熱気に鬼気迫るものを感じる作品が並ぶ。ガランスの色と黒々とした力強いデッサンから、心身を投げ打って描いていることが伝わってくる。デカダンの短い人生を終えた人だ。絵というものがあった…

お正月明けは、2日から美術館がオープンしていたので、さっそく「早川良雄展」に出かけた。彼の作品は、以前「gggギャラリー」で見て、「形状」の作品に強く惹かれたのだ。今回もその作品をしっかり見、「顔」のポスターの「かんざし」の粋な構成にイイナ〜…

私が「はてな」のブログを始めて、「はてな」のトップページあたりをうろうろしていると、「窯猫通信」というブログを見つけたのがきっかけで、ずっと気になっていた人。銅版画や木版画で、挿絵を描いたりしておられる市川曜子さん。「はてな」のサイトには…

アフリカを撮った白黒写真の展覧会へ行ってきた。「セバスチャン・サルガド アフリカ」展。この人は、写真を撮る人にとってはあこがれの対象であるらしいが、私は全く知らなかった。何気なく私は日曜美術館のテレビをつけたら、牛のツノの重なった白黒写真が…

さっき石神井池の周り(明るい方のみ。暗い方はお墓もあるし怖い)を5キロ走ってきた。月が煌煌と明るく、いい晩だ。時々雲がやってきて陰るけど、また明るくなって・・そんな中を走っていると、昼間のことなど遠くへ行って、もう一つの世界にやってきたよう…

ずっーと気になっていた「内藤礼さん」の展覧会があることがわかって、行ってきた。第一印象は、「これって何?意味不明」というもの。空間が一つの彫刻になっているのだろう。ほの暗い室内の周りに、小さな灯りが点在していて、それが、ぼんやり光を放って…

人ごみはイヤだけど、どこか気分転換に行きたい。そう考えて選んだのは「いわさきちひろ美術館」。歩いて20〜30分。庭を囲んだ2階建てのゆったりした美術館というか家なので、ゆっくり落ち着く場所なのだ。行って、彼女の部屋を見て、いつものことながら胸が…

今日は、御茶ノ水へ搬出に行ってきた。18時の空はすっかり暗く、地下鉄神保町から明治大学へ続く道は、古書店や飲食店、楽器店が並び京都の路地のようだった。搬出の窓口には世話係がおられ、御茶ノ水を描く会という催しが6回も続き、それも盛況なのは、こう…

先日、「御茶ノ水を描く100人展」の受付当番に行ってきた。私の担当は4時間ほどだったが、見に来る人達に「この中で好きな3点に○をして下さい」と、投票のお願いをした。不思議と票は一つが大きく突出し、2番手3番手、その他諸々と続く形を成す。毎年そうら…

先日、神戸からししょうが来てくれたので、一緒に横浜美術館に行った。私は初めてで、広々した贅沢な空間を歩いてきた。天井が高く、階段の間に彫刻があり、それが目線によって動くみたいに見える。彫刻には、このくらいの高さの必要なのだと思う。「横浜コ…

1ヶ月程前に「ちひろとローランサン展」へ行った。ローランサンを見るというより、ちひろ美術館に行きたかったから。生前の彼女のアトリエを見るのが、小さな庭を見るのが好きだから。見ていたらとっても落ち着くし、生活の中で貴重な貴重な時間をここで過ご…