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展覧会

「去年今年貫く棒のごときもの」高浜虚子
いつも新年を迎える時に、この句が思い浮かぶ。日付が変わるだけで、去年と今年とスパッと分かれてしまう。時間は淡々と流れていくだけなのに。それをこうして句にしてくれた。そう、その通りだ〜〜
私にとって、去年はブログの更新が少なかった。週に一回以下のペースだった。今年もそうたくさん書けそうもないと新春から思う。言い訳みたいだけど、今年の目標は、「減らすこと」。多くのことをするより、少ないことを充実させるように暮らして行こうと思うのです。
昨日は松濤美術館へ、シャガールを見に行った。シャガールと言っても、彼の作品をタペストリーにしたイヴェット・コキールの作品展という感じだ。「シャガールのタピスリー展」という企画だった。私は、元の作品が全てで、それをタペストリーにするというのが余り好きではなかった。確かに単に移し替えるというのではなく、深みを与えたり、遠近感が出たりしている。陰の作り方も、黒の中に少しだけ白を入れて織り上げている。遠くからは、深みが出て見えた。技術的にはほんとに素晴らしいけど、作品としたら、本物のシャガールの絵を見る方が私には楽しかった。今から思うと、私はあの美術館の建物が余り好きでは無いから、何となくナーバスになっているのかも知れない。美術館は白井晟一の建築で、面白い建物だけど、私には暗く、重く、しんどい場所に感じる。まあるい建物の中央から見上げると空があるが、底には水と噴水がある。その間は渡り廊下になって、趣向を凝らしているけど、その底に引き込まれる感じがあって、ちょっと怖い。全体の照明も暗い。以前には「村山槐多」の展覧会があった場所だが、その時にはそこまで違和感が無かったけど、今回は何とも重いです。当日のパンフをアップします。
今年もどうぞよろしく。