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七夕の日に、「花森安治展」に行きました。「暮らしの手帖」の名編集長。戦後の暮らしを、とことん考えて、雑誌から発信した人だ。編集の力も、デザインの力も、彼の持っている全てをこの雑誌に投入した。根底には、「あの戦争は何だったのか?」「庶民の暮らしはこれからどうしたらいいのか?」という考えが流れ、それを貫いていった人。葬儀は、大好きだった「暮らしの手帖社の実験室」で行われたと言う。私は生まれた時から、この本が家にあった。表紙を見たら、中の「お母さんが読むおはなし」が見える。そのお話のイラストは、「藤城清治さん」作。「笠地蔵」とか、「村一番のおばかさん」とかのお話がある。展覧会場は、その表紙がずらっと並んでいた。一号から順番に表紙を見ていく。懐かしい。それぞれの表紙は、色んな技法で描かれ、素晴らしいイラストだ。家具あり、町並みあり。水彩、クレヨン、オイルパステル、鉛筆、色鉛筆、スクラッチの技法などなど、あらゆる方法で作られている。実物大なので、A4サイズの小さい展示だが、丁寧に仕上げた作品だと感心した
今ならパソコンですぐ修正できるけど、一点一点間違いは許されない。中のイラストも彼が描いているが、その展示もしてほしかったな。「世田谷美術館」にて、200円で見られる。この美術館は足場が悪くて、「砧公園」の大きな敷地へたどり着くのも大変です。その緑を抜けて行ってきた甲斐がありました。もらったパンフをアップします。一つ一つの表紙絵が小さくて残念だけど、見てください。