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時間あれば、フォトブック作りばかりだった私の2ヶ月は、ちょっと休憩時期に入った。とりあえず、フォトブックは脇に置く。画像のピンボケは縦画面では解決。横画面はもう一度写真を撮ってみて調整する。それでいったん終了したら、新しい展開もあろうかと思うことにした。
そこで今日は本の話です。最近読んでいる本は、知人が「読んでみて」と貸してくれた、分厚く重い本だ。「私たちは、原発を止めるには日本を変えなければならないと思っています。」というタイトル。原発についての対話集なのだが、色んな立場の人が、その人の言葉で語るところが良い。私の知っている語り手は、坂本龍一とか小出裕章とか。聞き手の力というのかな。聞く力というか、人から思いを引き出す力というのに私はあこがれる。
http://ro69.jp/product/book/detail/61407
今日、グサッと来た言葉があった。長いけど引用します。水俣の時に、これは東京湾で起きたら、すぐに対応していただろうという話を聞いたが、それに重なることだった。下記に引用します。
★明治以降の日本の近代化から追う 「フクシマ原発、行政と原発」開沼博氏の話より 
中央と地方の利害が全然違うということ。中央はひたすら近代化しようとするけど、田舎は自分たちである程度自給自足できているし、食っていければいいじゃないぐらいの感じだった。でも国家として考えたときに、日本が近代国家になるためにはそんなぼんやりしている地方のあり方を中央の都合のいいように変えていく必要があった。そのひとつが、電力を中央に送るということだった。あるいは、戦時中は、日本も原爆開発を進めてたが、その中でウラン鉱石を採る場所として、東京からの距離と山があり秘密が漏れない田舎感がほどよい福島県が使われた。地元の人たちに、「東京に持っていくからウランを掘れ」って。そうやって、農林業やりながら地元のコミュニティの中で生活していけていた人が、近代化の過程で国家に動員されていく。つまり、それまで利害が独立していた中央と地方というものが、いつの間にか、中央の下に地方がある、という垂直的な関係にされていった。戦争はその役割を果たしたが、戦争が終わってからもその流れは引き継がれていて、そこから原発ができていく条件が熟していく。
という話です。これを読んで、国を作るという政治のことが、俯瞰できた気がした。今更ながらかも知れないけど。
障子から外を見た絵を描いたのでアップします。