マーサのブログ

絵を描いたり布作品を作っています

このシーズンになると、はらりと喪中の葉書が郵便受けにある。ああ!と思う。自分を包む覆いに、風が入ってきたような気がする。たまたま読んだ「デッドエンドの思い出」よしもとばなな著 には、そんな空気を言い当てるものがあった。この小説を読んだら、底の底にあった物が浮き上がってきた気がする。『家族とか、仕事とか、友達だとか、婚約者とかなんとかいうものは、自分に眠るそうした恐ろしいほうの色彩から自分を守るためにはりめぐらされた蜘蛛の巣のようなものなんだな、と思った。そのネットがたくさんあるほど、下に落ちなくてすむし、うまくすれば下があることなんて気づかないで一生を終えることだってできる』という箇所。彼女は、電子出版に積極的な人。私は通勤中に本を読むので、できたら電子出版で読みたい人なのだ。どんなツールがあって、いつそれを選ぶのがベストなのか?情報を集めている。そんなことをしていたら、よしもとばなな の挿絵「大野舞さん」の素敵な挿絵を見つけた。カレンダーをさっそく買いたいと意気込んでいる私。下北沢は、まだ行ったことがないので、このチャンスに行って、そのカレンダーも・・ こうして繋がるネットには、ホントに感謝しているよ。
http://www.denali331.com/calendar/calendar.html
先日サエミさんから戴いた絵本の表紙をアップします。この本はイスラエル語なので、わからないけど、森の中で遊ぶ妖精みたいなストーリーです。ボローニャの絵本展で見た気がする。カエデの種子が、こんな妖精になって、とってもカワイイな。