マーサのブログ

絵を描いたり布作品を作っています

W杯日本代表のエンブレムは「やたがらす」。7年間の旅を終えてしっかりその仕事を果たしたのは「はやぶさ」。それだけではなく、私の好きな作品に鳥が登場することが多い。猪熊弦一郎の「カワウ」とか、村上春樹の「ねじまき鳥」とか。三岸節子の大樹と鳥とか。鳥インフルエンザで迷惑がられたけど、鳥はスマートで、デザインとして優れていると私は思う。今年の一月に黒鳥が来てくれて、私はその色と形にはほれぼれしたし、飛ぶための、スリムボディは計算され尽くした形であると思う。羽という武器を巧みにあやつり空を我が物にするのだから。そんなこんなで、鳥は私の今年のキーワードである気がする。そうしたら藤森照信著「人類と建築の歴史」に、古墳時代に作られた青銅の鏡「家屋文鏡」の話があって、カラスが登場していた。その鏡の飾りに約1700年前の住まいの姿が描かれ、その中に大きなカラスがいる。王の魂の乗り物と考えられていたそうだ。最近カラスを見かけることが多く、子育てで気が荒くなっているのか、挑戦的に飛んで来たり、逃げようともしない。迷惑ガラスだけど、じっと見るとその黒い羽の色つやとくちばしのデザインは完成された形に思える。今日は小さな白と黒の鳥を写真に撮ろうとしたけど、逃げてしまった。あれは、「ハクセキレイ」だったようだ。
http://www.yachoo.org/Book/Show/447/hakusekirei/
その後見つけた大きな樹。大きな白い花をつけて見事でした。タイサンボクの写真をアップします。それに暑くて、扇風機を出したので、その絵もアップします。