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展覧会

新木場駅を降りたら、そこは大阪南港だった。既視感がある。大きなトラックが重そうに鉄の長い棒を運び、スピードを増して走り去る。向こうは岸壁。海がゆらゆら揺れている。物流倉庫が群れて、真保裕一の「連鎖」に出てきた場所でないかと思った。ここが新木場、東京湾に浮かび、オリンピックがあれば、多くの競技がなされるであろう所なんだ。
そこから歩道橋を歩いて、「第五福竜丸展示館」へ入った。テントみたいな建物を入ると、「黒田征太郎」の多くの絵が掛かっていた。赤い丸と青い背景のポスターはシンプルだけど、重い言葉がこもっている。クレパス、水彩でササッと描き上げた「ゲンバクNo!」がいっぱい掛けてあった。色えんぴつやクレヨンや葉書など身近な道具だけでこんなにすばらしい作品を作れることにあこがれる。私も真似しているけど、ゼンゼンで、彼の様に描きたいな〜というのが目標なのだ。葉書に描いてニューヨークから日本に何千枚と送ったという人。葉書に言いたいことを一筆で描くというのが、「Twitter」にも通じるツールである気がしてきた。彼の絵は、クレヨンの柔らかさが、手のスピードを和らげて、温かい味わいを残すのかと思う。ずっとピカドンプロジェクトを続けてほしい。パンフレットをアップします。http://www.d5f.org/event.htm#1263103503_54871