マーサのブログ

絵を描いたり布作品を作っています

今日は、御茶ノ水へ搬出に行ってきた。18時の空はすっかり暗く、地下鉄神保町から明治大学へ続く道は、古書店や飲食店、楽器店が並び京都の路地のようだった。搬出の窓口には世話係がおられ、御茶ノ水を描く会という催しが6回も続き、それも盛況なのは、こういう人達があってこそと思った。先日聞いた話では、「御茶ノ水を描く」というサークルがあり、色んな都立公園のスケッチに行っているとのこと。私も惹かれたけど、定年後の熱心な、上手い人達の集まりのようで、ちょっと引いてしまった。今回の作品を見ても、レベルが高く、まずデッサン力がある。そして構図の取り方をかなり考えて描いていることがわかった。神田川を上から俯瞰し、高速道路や橋が重なった様子を描いた絵等、妹尾河童?と思うものさえあった。視点がどこにあり、光と影がどうなっているかを描き上げた物も多かった。ひとことで、上手い!単に上手いのも多かったが、味わいのある上手さ、気になる絵もあったのは、訴える何かを持った作品だと思う。絵を並べて見ることの意味を、あらためて見直した展覧会だった。クレパスの豪快なニコライ堂の作品、私はそれが一番好き。私が、スケッチ当日に描いた一枚をアップします。