マーサのブログ

絵を描いたり布作品を作っています

大阪のサントリーミュージアムが休館になるらしい。南港にいた時には、バスで行け、地下鉄が通った後も尚便利で結構行った場所だ。何とも寂しい。建築展に次男と行った時には、彼が建築の真っ白な模型が好きだと言い、何度も戻って見たものだ。窓からは大阪湾が一望でき、波が寄せるのをボンヤリ見て満ち足りた気持ちになった。建物の維持は多くの町で大変だと聞くし、賛成派、反対派など意見を調整した上のことなのだろう。残った館はどうするのだろう?
http://www.suntory.co.jp/culture/smt/
東京女子大の体育館も、7月に取り壊されたと聞く。アントニン・レーモンド設計の暖炉のある体育館だった。
http://blog.goo.ne.jp/kyao2/e/b7c6dc60be89597406c69db9bb479774
形ある物はいつか無くなるけど、それぞれの記憶として残ったら良いのだと思う。引越をしたり、物の整理をするといつもそう思う。物から心象風景に変わって仕舞われる。そんなことを思ったのも、今朝見た「カゲロウ」のせいかも知れない。薄い緑色の羽。でも羽の形がトンボよりも蝶に近く、「カゲロウ」では無いのかも。印象として消え行く様な、そんな気がする生き物だった。その写真をアップします。