横浜開港150周年の企画の一つに「川上澄生展」があるらしい。木版の彫りに味わいがあり、ランプや馬車、船など版画を残している人。エキゾチックな雰囲気だけど、懐かしいような感じもあり、そこが惹かれるところかも。私はマッチ箱のいくつかの作品を見て、イイな〜と思っていた人だった。だから思い切って、先日休みをとって、鹿沼市川上澄生美術館へ行ったのだった。そうしたら、館の出口に、身近な横浜で展覧会があるとの案内。わざわざ来たショックと、身近に見られるいう喜びとの複雑な気持ちだった。でも出品の作品も違うだろうし・・と思う事にします。行った日は雨だったこともあり、鹿沼市という日光に近い町は、暗くどんよりとして、寂しい土地だった。関東平野のまん中だから、空は広く地平が広がる感じではあったけど、広大というにはほど遠く、重い空を支えているような感じがした。黒崎川の橋を渡ると、とんがり屋根の版画館はすぐわかる。中でゆっくり観覧してきた。ランプなどの静物も面白いけど、イソップ物語の挿絵が楽しくて私は好き。白と黒の比率が上手いのか、空間作りが上手いと思った。宇都宮市で高校の英語の先生をしながら、休みには版画を作るという生活をしてきた人。彼の自画像「へっぽこ先生」の版画は、レシートに印刷され、それも美術館の一つのアイディア。私は、小旅行を兼ねて、好きな作品を見ようと出かけたけど。天候に左右されるのか、それとも私が重苦しく感じた町なのか、今ひとつ鹿沼市の印象は重いままだ。絵はがきを買ったら、その封筒に好きなランプの版画がありました。アップします。