マーサのブログ

絵を描いたり布作品を作っています

先日は、水天宮の「ミュゼ浜口美術館」から東銀座の「教文館」へ移動して、「ぞうさんの詩人-まどさん100歳展」も見た。「まどみちお」さんは、蟻などの小さな生き物や、地球や空のことを、ひらがなで詩にしてきた人だ。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」などの童謡も彼の詞。友人の詩人や画家たちが、今年11月に100歳になる彼にお祝いのメッセージを寄せ、その多彩なメッセージも楽しんで拝見した。「まどさんの童心にかんぱい」「100さいのまどからなにがみえますか」と微笑ましい言葉が並んでいた。抽象のような絵やカットは、何度も振り返って見たくなる。深い緑にボールペンでぐるぐる○を描いてあるのか、不思議な奥行きの絵があったが、今でも気になってしかたがない。線画も沢山あったが、彼の詩のように的を得ていて、無駄がなかった。
教文館ビルは、「9階建てで、当時最先端の構造とデザインをもった高層建築。設計者はチェコ生まれのアメリカ人建築家、アントニン・レーモンド。説明は不要なほど有名な人で、かの有名なF. L. ライトと共に来日して以来、第二次大戦中のわずかな期間を除いては日本に留まり、特にモダニズム建築を日本に伝え定着させた点で功績の大きい人物です。内外装ともに改装が激しく、ちょっと見は戦前のビルとは思えないのが正直な印象ながら、竣工当時の資料によるとアールデコ風な意匠が多く採用され、歴史様式とは異なる装飾性が随所に見られます。」と紹介のあるように、焦げ茶色の色調の落ち着いた内装で、階段、トイレのレトロな感じが面白かった。建物の説明は下記の通りです。
http://home.u07.itscom.net/nardo/tokyo/jbs-bldg.html
カフェで銀座の光景を見ながら、ケーキとコーヒーをいただきました。トラピストのケーキもありましたよ。
http://www.kyobunkwan.co.jp/Cafe/cafe.htm
展覧会の資料を添付します。