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昨日も水の話を書いたためか、寒の水のことを思い出した。「寒の水を毎年大きなカメに汲んで、その上に紙を載せて蓋をし、水引で縛っていた。」と母から聞いた話。大阪の古い家では、こうして「寒の水」を大切に保存していた。その水はお腹の病気の時やおいしい料理用に使ったようだ。摂氏4度の水は、一番密度が大きくて、おいしいからということなのだろう。「寒中の水は、雑菌が少ないとされ、各地で味噌、醤油、酒づくりなどに利用され、餅をつくる地方もあります。」「通常水の比重は1とされていますが、温度によって変化します。(4℃の水と比較するため)3.98℃で最大密度0.999972 g/cm3です。固体の氷の方が液体の水よりも同じ体積で比較したときに軽い、すなわち密度が小さいのです。」と、水の話よりの引用です。私も非常用に汲んでいる水を、寒の水に入れ替えた。こうすることで、おばあちゃんの智恵に近づいた気がする。うろ覚えだった好きな短歌がやっとわかりました。「たっぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言えり」 河野裕子作 
私が飛行機で琵琶湖を見た時に感じた印象でした。

年賀状をまた紹介します。今年のサエミさんの第二作です。