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コウコさんの「手」の写真絵本、表紙と本文23ページはいかがでしたか。
私は、旅先でみんなの生活をしっかり感じたのだなあ、というのが第一印象だった。コウコさんがこの絵本を作るまでに、書いたメモを送ってもらった。「これらの手の持ち主たちは、どうしてこんなに穏やかな優しい表情をしているのだろう。手を見て、顔をみるまでは気づかなかったことだった。化粧っけは勿論無いし、歯が悪くても、治療も入れ歯もほとんどしない。〜中略〜多くの手を見ていて、手という字の由来を尋ねてみたくなったのは、働いてきた人々の手を見ながら、そのすごさに圧倒されたから、木々が苦しみながらごつごつ根を張って生きていくようなすごさが・・・」
この思いがにじみ出た作品に確かに仕上がっているなーという絵本でした。コウコさんは定期的に中国に行くし、その度に何かを抱えて帰ってくるので、また作品を作るかも知れない。楽しみにしていますね。
近所に咲いていた、「まつよいぐさ」をアップします。