マーサのブログ

絵を描いたり布作品を作っています

先日「森南海子さん」の洋服を紹介したが、彼女のことをお話ししたい。あの洋服を人に説明する時、彼女の名前を出しても知らないケースが多く、「エッ!あんな素敵な人なのに」と残念に思うから。彼女は、「着るとは何か?」ということを考え続けている気がする。体が不自由になった人に、それぞれ合った改良をして自力で着られるようにした洋服や、衣類のリフォームをかなり前から提唱している。チャックをマジックテープに替えただけで、自力で着ることができるようになったり、着物の布を洋服に組み合わせたり、和洋折衷を取り入れたりしている。それもあたかも、楽しげにやる人。私は、あの洋服を阪神ビルの地下で買ったが、その場に本人がおられ、原稿用紙に向かって一生懸命書いておられた。彼女の本はたくさんあるが、私の好きなのは「千人針は語る」というメッセージ一杯の本である。
彼女の本の紹介は下記の通りです。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%90X%93%EC%8AC%8Eq/list.html
コウコさんの「手」の絵本、ラストページを紹介します。
「手」をテーマにしたこの絵本、生活が見え、歴史が見えます。スゴイと思います。