マーサのブログ

絵を描いたり布作品を作っています

コクヨデザインアワード2008の作品募集をしている。そのテーマは「炭素」。な、なんと!と思ったが、テーマの言葉にとても感動してしまった。人間も動物も植物も、「いきもの」すべては地球のたまもの。人間は好き勝手して暮らしてきたが、自然のことを考えると、曲がり角にきている気がする。災害も多いし、何か怖いことがありそうな気がする。
テーマのことばを紹介します。
「私たちのからだに含まれる炭素は、体重の2割にも達します。水をのぞけば、私たちのからだの半分以上が炭素ということになります。かつて地球は二酸化炭素に覆われており、原始の生物たちは太陽の力を使って、その膨大な炭素を体の材料にしました。そのやり方は植物に引き継がれ、太古より蓄積された炭素の中で私たちは暮らしています。私たちがよく使う自然素材、例えば木材、紙、布、皮、化石燃料と言われる石油や石炭、そこから作られるプラスチック、これらはすべて生物が空中から取り込んだ炭素の化合物です。そのほかダイヤモンド、鉛筆の芯、コピーのトナーやカーボンファイバーなど、炭素だけでできた素材も様々に使われています。カーボンナノチューブなどと言う新しい物質も注目されています。今回のテーマは生命の素材である炭素。木炭のデザインを求めているわけではありません。紙や布、様々なプラスチック製品、木材、あるいはガスやガソリンなど炭素を含むものすべてが対象です。その炭素がどこから来たのか、それを使うと炭素はどこへゆくのか、そんなことに思いを巡らせながら、炭素を使う生活をデザインしてみてください。」
http://www.kokuyo.co.jp/award/award2008/j/index.html
コウコさんの「手」9ページ目をアップします。