マーサのブログ

絵を描いたり布作品を作っています

昨日、コウコさんから2月末に北京へ行った報告をもらった。北京の大きな本屋の一角に絵本の棚があり、中国と世界の絵本が並んでいたそうだ。並んでいたのは、日本でもおなじみの「百万回生きたねこ」「キャベツくん」「小さなおうち」「すてきな三人ぐみ」の中国語版。絵本の大きさも日本と同じ。絵本は一冊ずつ見本としてあり、欲しければ店員が別の引き出しからセロハン紙でカバーしたのを出してくれる。値段は20数元で、400〜500円といったところ。お客さんは絵本よりも、その周りに積まれた「知能開発」のような古くからの定番絵本の方に集まっている。中国では「絵本」という言葉は浸透しておらず、話し言葉では「児童書」「図画書」「連環書」が使われているらしい。従来の教育的主題が影をひそめ、新鮮な絵が登場して嬉しかったというのが、彼女の感想だった。
絵本は良い方向みたいだけど、空気はどんよりして、ほこりで濁り、太陽も汚れて見えたとの一文もあった。
100万回生きたねこ は下記の通りです。
コウコさんの作った、中国の人の「手」を題材にした写真絵本をアップします。まずは表紙を。