マーサのブログ

絵を描いたり布作品を作っています

先日思い切って「ルオーとマティス展」へ行った。ルオーの緑と黄色がイイ。マティスの線が好き。
行ってよかった。ホントに! ルオーは小さな画面に一杯描きたいことが含まれているのに、邪魔にならず、小さな画面が大きく見える。黒い太い線と、色んな色が配されているのに、ゴチャゴチャした感じは無かった。親子の絵は、その単純な線がなぜか哀しく、子ども達は何かに我慢をしているように見えた。その家族の持つ運命を描いた絵に思えて仕方がない。
日曜美術館で、ルオーとマティスは友達で、手紙のやり取りをしていたことを知った。病気のマティスは絵を描く力はなく、切り絵で表現したという。その切り絵からは、楽しいリズムのようなものを感じたけれど、病気の影は見えない。表現できることが幸せだったのかもしれない。
展覧会は、汐留の松下電工ミュージアムで開かれている。その窓からは、「中銀カプセルタワー」が見えてアッと思った。実物を初めて見た。雨漏りが大変で、どうするかなどと新聞に載っていたビルだ。その形は一度見たら忘れらず、先日一見してピンときたのだ。近未来の映画を見ている感じ。展覧会だけではなく、タワーにも会えて、とっても満足でした。建物は下記の通りです。
http://www.mediawars.ne.jp/~m921320/a_map/map_of_tokyo_03.htm