マーサのブログ

絵を描いたり布作品を作っています

その後も裂き織りが楽しく、手軽にできるので、時間があると小さなコースターのようなものを沢山作っていた。ちょうど母やその友達から古い着物をもらったので、着物や裏地を裂いていった。絹の長いリボンのような感じで、光沢がある紐になるし、織ってみると意外なところに模様ができて、まったく別の絵みたいにも見える。絹の素材が生きて、再構築される気がした。ブルー系の着物から作った裂き織りを集めて、みみずくの羽にしたタペストリーを作った。並べるだけで羽の様に見え、アクセントに毛糸で目を置くと、その表情ががらりと変わる。子どものみみずくも作って、樹に止まらせてみた。こんなことをしていると、近所の人達から、「この布を使ってみたら」と声をかけていただくこともあって、色んな布を集めて、織って「みみずく」を完成した。結局「黄金の針」展の最終回に公募したが、2次予選でダメだった。テーマは無く「自由課題」の回だった。最近では裂き織りで作った草履が人気だが、あれは自分の足指にひっかけて縦糸を作り、横糸をくぐらせていくものらしい。足に馴染んで柔らかそうで、いつか作ってみたいなあ。「みみずく」のタペストリーをアップします。