先日紹介した染めの布で、第二弾を作った。たまたまクロワッサン「黄金の針展」の公募を見つけ、そのタイトルが「目覚める」というものだった。「目覚める」からイメージした作品、主にパッチワーク等の作品の公募だった。私はこの題名にピンと来て、砂漠の動物が目覚める「明け方のイメージ」を創ろうと思った。とにかく、きれいな茶色や黄色の布がある。それを味方にしたら何とかなるかと思い、創り始めた。材料に制限があり、「とうがらし」なんかは使えない。紙もダメ。空の雲の感じに、段ボールの切ったのを置きたかったがダメだ。そうこうして、布を裂いて織ることを考えた。小さな織物なら織ることができる卓上のおもちゃのような機織り機を購入し、裂き織りの作品を数枚作った。コースターとか瓶敷きみたいな感じ。これだけでも結構いい感じだった。やっぱり染めた色がなんとも言えず良い風合いに仕上げてくれるのだ。この10センチ四方くらいの織物を並べ、ちょっと重厚な感じにして、砂漠の盛り上がりの様な何かの流れのようなものを配した。そして、もうすぐ目覚める様な眠たげな動物に登場してもらった。麻ひもや毛糸で動物を形作るのは前回と同じ方法。苦心した雲は、ネパールの旅で時に首に掛けてもらった白い布を使った。包帯みたいにざっくり織った布は、雲の漂う感じにピッタリで嬉しい。
なんとか仕上げて公募展に出したら、第三次の100人には残ったけど、ラストの50人の枠でダメだった。総勢2000人くらいの公募者があったので、あっぱれと思うことにした。この作品も色が段々あせてきたけど、結構気に入っている。アップするので見て下さい。「黄金の針」展は現在は無くなったと思う。タイトルのイメージから、各自の発想を見るのが楽しい企画だったのに残念だなあ。第一回は「におい」だったと思う。色んなお弁当がパッチワークされ、その発想に脱帽したことを思い出す。「目覚める」の回では、深海魚のイメージの人がトップだったはず。遥か昔から生存しているという魚が、長い時間から目覚めるというイメージだった。これまた脱帽した。

また、動物をモチーフにした作品を描いてきた若手の金丸悠児氏のサイトを見て下さいね。麻布や英字新聞等コラージュがあります。
http://www.kanamaru.cc/yuji/