マーサのブログ

絵を描いたり布作品を作っています

映画・絵本・本・回文

「1Q84」を読み終わった。この3巻があって、正直ホッとし、消化不良が少し解消した。1Q84、月が2つの世界、猫の町、リトル・ピープルの側の世界が見える人達とそうでない人達がいる。世界は平板な一つの面だけでなくて、隙間からスルリと別のところに入ると…

時計の針がビューンと飛ぶ感覚を味わった数日間だったけど、パソコンの電池を入れ替えたら、ちゃんと2010年の正しい時刻になりました。こういうことから、「不思議の国のアリス」が生まれたのかも知れない。 先日「アバター3D」を見に行った。3Dの効果があり…

山の友達mチャンは、ケアマネージャーをしている。彼女は、仕事から見たことをエッセイに書いているが、先日読んだそれは「午前4時」の時間帯についてだった。この時間にオムツを交換するとか、ベッドの徐圧をするとか、鼻からの経管で栄養を注入することで…

先日テレビで見た「ブックマジック」という古本を送る制度を活用した。不要になった本が30冊以上集まれば利用できる。段ボールに入れて、回収のペリカン便に渡すだけ。後はブックオフと「JEN」というNPOがアフガニスタンやスーダンの学校建築資金としてくれ…

昨日「12人の怒れる男」のビデオを見た。感動。スゴイ!!12人の登場人物と一部屋のみで、あれだけのシーンが撮れるとは。話すうちに人の気持ちが変わってくる様子や、民主主義、論理の力などを思い、こんな映画もあるのか!と、痛く感動した。白黒映画の美…

先日ある所で「さわやかなオセッカイ」という言葉を聞いた。笑って聞き流してたけど、ズバリ!言い当てていることに気づいて、この言葉を言った人はスゴイナと尊敬している。この言葉通りなら、スイスイ上手くいくし、人と人との距離の取り方の見本になるだ…

『1Q84』はかなり前に読み終わったけど、感想を書くという気持ちになれない。ラストに救いがあったけど、前衛的な感じで、私は読後感がよく無かった。ブログ等を見ると、ヨカッタ!という人もいて、私にはちょっと・・と引いてしまう。『ねじまき鳥クロニク…

先日、山形交響楽団のコンサートへ行った。一言で、ヨカッタ!!音が上からウワ〜と降ってきて、ヴァイオリンに引き込まれ、時を忘れるひとときだった。先日会った知人からこの切符もいただき、東京オペラシティーコンサートホールに聞きに行ったのだ。この…

今朝通勤の電車に乗って、「1Q84」を読んでいたら、恵比寿で下車する一人が私の両肩をポン!とたたいて降りて行った。さも親しげに。私は誰か知った人にでも会ったのかと、振り返ったが、全然知らぬチョットデブのおじさんだった。あれは何?人違いなら謝る…

急に暑くなった日に、また胃下垂の症状が出て、胃の蓋がパタンと音を立てて閉まった気がした。手のひらで輪を描く様にさすると、次第に回復してくるので、手のひらのぬくもりと柔らかさをありがたいものだ〜と思う。今必死で読んでいる、村上春樹の話題作「1…

今日はクリント・イーストウッド監督、主演の「グラン・トリノ」を見に行った。終わってからも、ジーンとくる映画。先日も彼の監督作品「チェンジリング」を見たが、今回は主演の彼の味に感動した。立つ姿がまずかっこ良く、それだけで画面を作ってしまう感…

先日「チェンジリング」の映画に行った。見た!という感じがする重くせつない映画だった。本当にあった話という。家庭についても社会についても考えてしまう映画だった。個人と社会という、村上春樹の「壁と卵」の話をまた思い出した。 http://changeling.jp…

昨日は誕生日 やはり寒かった。生まれた当日は水道が氷っていたらしい。2月生まれは余りメリットがないと思ってきた。というのも、2月は人生の決定が行われる月だから。受験の合格発表、人事移動の決定等。そんな重大事と重なって、人の誕生日のお祝いなんて…

Ukuleleさんに貸してもらった「夢をかなえるゾウ」を一気に読んだ。Ukuleleさん、ありがとうございます。大阪弁のせいもあって、私はスイスイ読めた。読んでみて、これは「茶道のお茶のこころ」と同じではないか?という気がしてきた。今一度、お茶を習って…

先日「新人画会展」という展覧会へ行った。板橋区立美術館にて。この美術館は不便なせいか、いつも人が少なく、内容のあるのにもったいないな、と思う。お陰でゆっくり、じっくり見られ、おまけにソファーに腰掛けて、過去の図録等も見てしまう。「戦時下の…

先日から夏目漱石の「行人」を読んでいる。「こころ」を読み、心がシーンとするというか、自分の中に静かな時間が訪れた気がしたので、その世界をまた、と一冊買ってしまった。その「行人」の中に、「御納戸色」が出てきてびっくり。お貞の結婚の場面に、彼…

ピカソの「ギター」など、パピエ・コレは垢抜けているが、その一つは、あの青色だと思う。あれは、青磁色?かと思ったが、違うようだ。多分「高麗納戸色」だと思う。緑と青と灰色を混ぜたらできるような、そんな色。「日本の伝統色 和色大辞典」で探してみた…

回文のことが、頭から離れず、ヒマを見つけてはちょっとずつ作った。もう一歩というところで、ダメになるので、なかなか難しい。回文のサイトを見たら、皆スゴイ。日本回文協会もあって、英語の回文さえも。こんなことしてたら、いつ寝るのだろうか? http:/…

会社の人と、ふとした話から「回文」を作ってみよう、という話になった。村上春樹の「またたび浴びたたま」の本も彼女に貸してあげた。彼女が作ってきたので、私も、と奮起し、今朝の電車の中ではそればかりしていた。文字が浮かんでも、それを逆に並べ替え…

藤森照信氏の「建築史的モンダイ」を一気に、楽しく読んだ。特に、「洞窟」に住まいの原型を見た、という記述が印象的だった。先日見た高山辰雄氏の「抱く」の絵と共鳴してしまう。人が生まれて育ってゆく、住まうとは?を問いかけられた。「日没とともに人…

ずっと紹介してきた「あちこちたびー」の絵本だが、文字が読みにくかったので、ストーリーをまとめて書きます。絵本を作りたいなと思うとき、絵が浮かんで、無理矢理ストーリーを作ることが多いので、邪道だといつも思う。書きたい何かがあって、絵を添える…

映画「TOKYO!」を見に行った。オムニバス形式で3つの話から成る。2番目は気持ち悪くて。私は3番目の現実のような皮肉の様な、映画ならではの話が好き。主人公の住む、マニアックな部屋が面白い。2番目は、空から見た新宿から始るが、俯瞰した街を見るのは、…

通勤中に「ぼくは勉強ができない」山田詠美著を読んでいる。彼女は新宿に出没しているらしい。ゴールデン街などは、作家達が行くお店があるようだ。この本は内容も痛快で気に入っているが、文庫本の表紙の絵が私は好き。一風、大橋歩さんのようだが、沢田と…

今日は科学館で上映された「銀河鉄道の夜」を見に行った。KAGAYAさんという人の制作。全く知らない人だったが、絵画制作をコンピューター上で行う「デジタルペインティング」の世界的先駆者らしい。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を下地にした映画だが、杉井ギ…

先日「ダークナイト」の映画を見に行った。バットマンシリーズ最新版。バットマンのシルエットが何とも印象的で、空にあれが映ると、来たぞ!来たぞ!とドキドキする。暗めの映像とカッコいいコスチュームが大好き。宿敵、悪役ジョーカーを演じたヒース・レ…

新聞でたまたま見つけた、作文教室のことが気になっていた。「嬉しい、悲しい、楽しいなどを使わずに表現する。」とか、「みかん、リンゴなど身近な物をを表現する」という方法に、私は引きつけられた。体験したり、感じたりしたことを表す時に、嬉しい、悲…

先日は京都の田舎の叔父から、トマトやナスが届けられた。トマトは味が濃くて、煮物にしてもとっても美味しかった。夏には夏の、冬には冬の物を体が要求する様な気がする。大地の味をありがとう。絵本の「はたけうた」は、そんな野菜と土を太い線でバッシバ…

何気なく、黒田征太郎さんのことを調べていると、ちょうど今夜、ドキュメンタリー映画「ヒロシマ ナガサキ 〜WHITE LIGHT BLACK RAIN〜」がNHK衛生放送 BS-hiで放送されたことがわかった。 以下紹介文です。 「アカデミー賞ドキュメンタリー映画賞にも輝いた…

先日来「白夜行」「手紙」「悪意」など、東野圭吾の本ばかり読んでいた。それで一層肩が凝るのかと思うが、やめられない。でも、体調は段々回復して、この夏の蒸す様な毎日に馴染んできたようだ。麻婆豆腐とショウガのお陰かも。彼の文章自体はさほど上手い…